耳を澄ませばもう蝉の鳴き声が聞こえます
夏ですね
よく考えれば、世間は夏休みなんですよねー
昨日は疲れ果てて書きたかったのが書けなかったので今、書きます。
愛知県サマーセミナーに参加しました。講座を開く側としての参加だったので貴重な体験たくさんさせてもらいました。
私も一応実行委員として愛知平和映画祭に参加しています。2009年もやりますよーっ。今回は「愛と平和とロックとシネマ!」でビートルズ大ファンの小堀勝啓さん(CBCチーフアナウンサー)の講話のセミナーを開講しました。私は司会を担当です。一応。行くまでは課題もまだ終わってないし正直引き受けなきゃよかったなぁって思ってました。でもスタッフ参加だったので講師の小堀さんとも個人的にたくさん話ができてすごい有意義でした。控え室で話をしているときも話しかけてくださったり、気さくな方ですごいフレンドリーな方です。おなかがいっぱいだからと講師用のお弁当をみんなに分けてくださったりとか。気構えするのがばかばかしくなる感じの人です。講話の内容、話し方もすごい勉強になりました。学校でスーパーレクチャーを聞くときもそうなんですが、話への引き込み方が本当にうまいと思います。同じ質、同じ内容の話をされても下手な人の話は眠くなると思います。学校の授業も説明はそういう工夫があればもっと頭にはいるのになぁと思い
ました。会場の客入れの時に音楽をかけるという演出があったんですが、その中の一つに、鬼束ちひろさんの今度新しくでる曲もかかっててテレビ局の人だからかなと、でる前の曲をかけられたのを聞いて思いました。映画の話もたくさん聞きました。この夏、これから封切りのラストゲーム最後の早慶戦、ほたるのはか、アクロスユニバース、あとは、今放映中の靖国の話を聞きました。話し方がうまいせいか多分CMみてもいこうとおもわなさげなんですが全部みたいって思いました。ざっとあらすじをはなしてもらったんですが、ふつう封切り前の映画を話されるのって嫌だと思うんですけど、小堀さんの話はストーリーを知った上で映像でみたくなるって話し方でした。私はそう思いました。私はアクロスユニバースがみてみたいなぁと思いました。パンフが可愛かったのでほしいなぁ。ビートルズファンの方は必見映画かもしれません。使っている曲は全部ビートルズ、でてくる人物の名前は全部歌詞に出てくるものです。ベトナム戦争時代のアメリカの物語です。ミュージカル仕立
てで演出家はライオンキングなどを手がけています。
ところで、私は今回司会をしたわけですが結構緊張しました。中学までは人前で話す機会がたくさんあったので、なれてはいますが、すごい久しぶりの体験でした。委員会でも声の通りがよいとほめていただきました。山田さんは緊張しないのねと言われてびっくりしました。私かなり緊張してて結構失敗したなぁって思ってたので。話し方とかがちがちだったと思います。話なれてる小堀さんとかからみたら多分わかるんじゃないかなぁ。あとこういうのは事前の打ち合わせが大事だというのをしみじみ感じました。バイトでもそうなんですけど、自分がいくらビジョンを完成させてもそれをちゃんと伝えなきゃ簡単に破壊されちゃうんですよね。
みずのさんには「山田さんが司会やるからがんばってきたのよ」なんて言われて、純粋にうれしかったです。みずのさんは布の切れ端で、草履をつくれるんですけど一足いただきました。かわいいんですよ。
講座は二限だったので三限は、九条の会の主催講座の「沖縄地上戦のかたりべ、平和へのメッセージ」を聞きに淑徳大学までいきました。小堀さんの話と違って今度は一気に現実の地べたに足をつかざるを得なかったような話でした。沖縄地上戦は高校の国語の教科書に手記を元にしたフィクション小説が載っていて勉強したことがあります。講師の親里さんは正真正銘の地上戦で生き残った人で、話が生々しくて、頭にビジョンが浮かんできました。大日本帝国の愚かしい部分とか、戦争を知らない私たちは何で国民はだまされていたことに気づかなかったんだろうと疑問に思うかもしれないけれど軍の情報操作で、国民が現実を知ったのは、戦後なのだなと思いました。戦争は人殺しとか兵隊になって最初にすることは人殺しができるようになることだという言葉は強烈でした。戦時中の教育は恐ろしくて、その教育は未だに抜けきっていない人もいるんだなと感じました。
講義の後に思い切って親里さんに声をかけました。映画祭のメンバーと紹介してもらって、一緒に平和のためにがんばろうといわれ、言葉をすごく重たく感じ、私たちは絶対戦争をしてはいけないと感じました。親里さんはせっかく平和の世に生まれたのだから戦争の経験なんてさせたくないと言われました。どこかで簡単に戦争を起こす人間もいれば(自分は戦わないのに)、こんな風に考えてる人もいる。国を巻き込む必要はないと思う。私は子供の頃戦争起こすくらいなら、どっかの孤島で戦争をしたい人間だけですればいいのにと感じた。人間の心が狭いから、戦争を起こそうだなんて思うのだ、戦争をしたいなんて国民は絶対に思っていない、と思います。日本人としては、宗教が絡んでくると思想的に理解しがたいのですが、戦争って死んだ人間の大半は罪のない人ですよね。空襲とか原爆とか、機関銃の連射とか、個人に恨みもないはずなのに、平気で爆弾落としたりできるなんて恐ろしい。
現代人は、幸せに暮らしたいと思う一方で戦争に対しての嫌悪感が薄れている。もし本当に戦争ができる国になってしまったら、どうなるかわからない。でも国の法律だからとかそんなこと関係なくって、地球全部の国が平和主義を歌わなければ世の中平和にはならない。戦争をしない国があり、戦争をしてもいい国があり、核を持つ国があるから、周りの国が怖くなる。そんな現実はむなしい。本当に平和にしたいなら武器を持つなんてありえない。心の平和は訪れない。そんな風に思いました。
最後にバイトの話です
まさか忙しい日のパントリー体験が出来るだなんて……………