はじめにいっておきますが、自分の考えがものすごく稚拙で偏見だということは自覚しています。
おすすめ商品リストでも紹介しましたが、アメリカの底辺という本を最近、ここ3日で読み切りました。自分が興味あるか、ないかというのはその本を読むスピードを見れば一目瞭然なので、3日というのは早い方だと思います。夢中な時は
夜寝るのも削って、呼んでいましたが、就活や英会話など、寝不足気味では頂けない理由もありまして、電車の中やお風呂の中で読んでいます。そんなに読書時間はなかったと思うので、早い方だと思います。
本の描き方にもよるのだと思いますが、この本は作者と、インタビューした人の対話形式をほとんどの部分でとっていたので、読みやすかったのもあります。
この本を読んで感じたのはアメリカという国は本当に、いろんな人種が寄り集まって出来ている国家なのだということです。
現在、移民と呼ばれる部類に入らない人でも、遠い先祖を辿ればイギリス国家からの移民だったので、本当に最初からすんでいる、ネイティブアメリカンというのは、逆に差別されていた方々の血筋なのですよね。
ブラックと称されて、長い間、奴隷としてつかわれてきたアフリカンアメリカン、ユダヤ人、コリアンアメリカン、ヒスパニック、日系アメリカン。
この長い歴史の中で、それぞれの歴史、事情を抱えながら多くの民族がアメリカに移動してきました。
ある民族は夢を抱き、ある民族は強制的に…。
この本の中ではホワイト以外の人種の人は、ほとんど差別されているように思えました。
アメリカは移民の寄せ集めの国なのに、世界一偏見の目をもつ国家だと、中には言う人も居ました。
本来ならば一番、どの人種に対してもおおらかに会ってほしい国では無いのかと思うのですが、心が狭い。
白人が黒人を長い間、奴隷としてつかってきた歴史のせいなのでしょうか?
生まれた頃から、アメリカに住み、アメリカ国籍を持つ日系二世も、第二次世界大戦で真珠湾攻撃があってからは、日本人だということで、連行されて行きます。
その人達のココロはアメリカ人なのに。
白人は、血をすごくきにしているのかな?とおもいました。
その人の育ちや思想よりも、その体にどの民族の血が流れているかで決まってしまう。
なんだか悲しい現実だなとおもいました。
現在、オバマ大統領が、国民に迎え入れられる形で誕生して、アメリカが変わろうとしています。
絶大的な人気を誇る、オバマ大統領もこの本の中では、辛口意見をたくさん見ました。
私はニュースを時々見る程度だったので、オバマというのはもともとすごく人気のある人なのかな、と思っていました。でも貧困層の中では、どの候補もダメとか、オバマが特に優秀だとは思わないとか、ダメだとかマイナス的な意見も多いです。
スピーチがうまい詐欺師だと言う人もいました。
詐欺師かどうかは、これからのオバマ大統領の働きによるのだと思いますが、ここまで落ちてきているアメリカを1年や2年で立て直せるわけが無いのだから、長い目で見ることが大事なのだと思います。
そう言う意味では、毎日のように支持率を(しかもごく限られた一部の統計でしかない)発表するニュースを見ていると滑稽に感じます。
支持率がおちる、改革を例えばしたとしても、たとえその直後に状態が悪化したとしてもそのおかげで何年か後にいい結果が得られることがあるのかもしれない。
ないのかもしれない。
国民や報道は、すぐに結果をもとめるけれど、そんなのは誰がやっても無理だとおもう。
「どんな改革にもついていきます!!」そう国民を思わせられるようなリーダーが日本には居ない。
チカラとしては小泉元総理はすごいと思うけれど、個人的に私は嫌いだ。
あの人は、少数派を簡単に切り捨てられる人だと思う。
確かに全てのことに耳を傾けていたら何も出来ないのは分かるのだけれど…
私自身が、小さな村の出身だから、合併とか、民営化とか、そういう国民に差が出来てしまうことになり得る状況を感じてきた。
合併しなければもっと辛いけれど、合併しても、苦しい…
今まで受けられていたサービスが受けられなくなる
一番立場が弱いので、今までやってきたことに対して文句を言われる
この電車が廃止になったらどうなるんだとか…
そういうことを思う機会はたくさんあった。
少子高齢化と過疎化が進む場所では仕方ないのかもしれないが、小泉さんのような首相だったらどんどん、他の地域と切り離されてしまいそうな気がする。
政治家の政策は、本当に一番底辺の人達のことまで考えていないと思う
都合が悪くなれば自治体に丸投げするなんてひどすぎる
給付金の話も、自治体に丸投げしている。
自治体によってさが出るのも、いかがなものかと思う…。
実際に給付金が出たらどうなるのだろうか…
進学をする子供がいるのなら制服代や学費の足しとなるのだろうか?
政治家のように料理屋に言ってパァッとつかうと、マイクに向かってしゃべれるのならば、給付金の金額等、いつも財布に入っている金額と同等、か少ないくらいかじゃないかとおもってしまう。
もし消費活動を促すのならば税金を下げるというのが一番なのではと思ってしまうので私は稚拙なのだが、自分で食料の買い物等をしていると、物価の上昇は本当に感じる。
物価を下げてくれた人の党に私は投票したいよ…と常々思ってしまう…